BLEACHのオタクがTHE RAMPAGEの龍くんを推すまで

他人の沼落ちブログってなんで面白いんだろうな〜、と考えた時に、推しは推しの数だけ居るがオタクもオタクの数だけ居り、同じ推しにもオタクによって違う入り口がある、違う推しでもオタク同士共有できる「推せる」という気持ちがある、「推しの数だけ輝き」があるように「オタクの数だけ沼落ち」があることを、しみじみ感じられるからかもしれないな〜と思った。

 

とはいえ気付けば現推しにハマって5年。沼落ちブログという文化を知った頃には今更フレッシュな文章はもちろん、面白い文章も書ける自信がないのでまあ良いかなと思っていたが。

 

推しグループである「THE RAMPAGE from EXILE TRIBE」の2023年のテーマは「原点回帰」だそうです。オタク、原点回帰大好き!!!!

ということでオタクも原点回帰することにしました。

記憶ないしな〜と思ってましたがTwitterのログや写真フォルダを遡っていたらちゃんと当時の感情が蘇ってきました。記録が活きましたね、記録って大事。

 

20167月〜8

BLEACHが最終回を迎えた。小学生の頃からその時点まで13年ほど一番好きだった漫画が連載を終了した。一つのコンテンツを生家としているオタクだったので最終章を読んでいる間「終わらないでほしい、BLEACHが終わったら何を楽しみにして生きていけば良いんだ」とおろおろしていた。結局最終回を読んだわたしは「まあ、生きていくか〜」という読後感に浸ったり、7月に東京で観劇したブリミュ(ROCK MUSICAL BLEACH〜もう一つの地上〜)8月末京都公演のチケットを増やしたりと恙無く日常を送っていた。とにかく2016年、BLEACHが連載終了したタイミングだったことはわたしが新たなコンテンツへとのめり込んで行く巡り合わせの大きな要素の一つだったと思う。

 

もう一つの大きな要素は同年7月に鑑賞した『シン・ゴジラ』が良かったことだ。2012年からシン・エヴァンゲリオンの公開を待っているエヴァシリーズのファンでもあったわたしは2015年に『シン・ゴジラ』の報知を聞いた瞬間

エヴァはどうした庵野ーーッ!!!!」

と暴れ回った。怒りと期待を胸に、あとエヴァへの気持ちを発散させる為に公開されてすぐ映画館で見た。初のゴジラシリーズ作品鑑賞だった。そして映画館から出ながら

「長生きしろ庵野ーーッ !!!!」

と泣いていた。(長生きしてシンエヴァ含め良い作品をいつまでも作ってくれこっちもいつまでも待つからの意)

わたしはそれまで、どちらかといえば映画を観ないほうで邦画(アニメ含む)はさらに見ようとはせず、それからビビリなのでホラーとかアクションとか「なんかビックリしそうなやつ」は全て見ないという雑な選択を取っていた。レンタルDVDショップで『アメリ』とか『エコール』みたいな映画を借り自宅でしずかに観て、特に気に入ったタイトルはDVDを購入するような趣味だった。

シン・ゴジラ

「バーン!ドカーン!ってなってる邦画」

にほとんど初めて能動的に触れたわたしは「これまで選択肢が狭すぎたかもしれない」とはっとし、その後2016年下半期、主に邦画目的で映画館に通うようになる。『君の名は』、『聲の形』、『何者』、『怒り』、『この世界の片隅に』等、どれも良かった。

 

2016年10

もう分かると思うがわたしはその頃

「バーン!ドカーン!ってなってる邦画が映画館で見たいな」

になっていて、職場とTwitterで聞いたところ

「ハイローを見ろ」

が返ってきた。実はそれ以前から当時の職場の先輩(伸くんfamギャル)に「これから公開されるハイローさあ、面白いから見てよ!」と言われていたのだが、ブレソル(Brave Souls-BLEACHのソシャゲ)などに忙しくしているうちに忘れた。しかしその、二週間だけ公開されていたROAD TO HiGH&LOWを映画の一作目と認識し多忙のうちに公開が終了、ハイローの履修機会を逃したとわたしは春から思い込んでいたのでTLの映画クラスタの間での盛り上がりに気付きつつ二の足を踏んでいた。

「いきなり『HiGH&LOW THE MOVIE』?から観て大丈夫ですかね?」

「大丈夫大丈夫!ウチなんか最初から全部見てるけどよく分かんないから!」

ギャル先輩の力強い言葉に「最初から全部見て分かんねえならじゃあ大丈夫か〜!」と背中を押されて仕事後、ほとんど公開が終了しかけている『HiGH&LOW THE MOVIE』をレイトで鑑賞した。なんとも分かりやすい立木さんのあらすじを経てさえ、ヤンキーの造詣に深くなくエンタメ暴力への理解もないわたしは何もかもに「???」となってしまいあんまり大丈夫ではなかったが、「バーン!ドカーン!ってなってる邦画が見たい!」という気持ちは開始5秒で満たされあまりのスピード感に爆笑していた。開始5秒で街が燃える映画を観るのは初めてだった。『巨神兵東京に現る 劇場版』(10分7秒)でもそんな速度で爆発は起きていない。

 

あと、すごくトイレに行きたかった。

当時のログ

切実だ。

琥珀さんと九十九さんとコブラとヤマトが殴り合っているシーンでだいぶ催していたわたしは、しかし

ここクライマックスだろうしさすがに31だからほどほどで倒れてくれるはず

と見守っていた。しかし倒れない。思わず腕時計の分針を見る。もうだいぶやり合ってない?

琥珀さん、頼む、倒れてくれ……

願いも虚しく、琥珀さんは一向に倒れないのである。強すぎる、もはや琥珀さんを倒すことは人類には不可能なのか!?はっ、この気持ちはつい最近覚えがある……

もしかして琥珀さん、ゴジラなのか……!?

そして琥珀さんは倒れなかった。良い感じに疲労してきたところで顔面ボッコボコのコブラたちが泣きつきバイクの鍵渡すことで、琥珀さんは暴れるのをやめた。ゴジラ、こういう攻略法あるんだ……

 

もうそこを超えたら最後まで見守ろうと思いエンドロールもきっちり見た上でトイレに行ったのだが、閉館時間すれすれだったためかトイレに客がいる事に気付いてもらえず、施錠をはじめた映画館のロビーに閉じ込められかけた。停止しているエスカレーターを歩いて降りることにも映画館の暗いロビーでひとけを探ることにも自動ドアを手でこじ開けることにも映画の感想の何割かが「トイレ行きたかった」に塗り潰されることにも懲りたのでそれ以来わたしは映画やライブの鑑賞中にトイレを我慢するのはやめている。

 

訳が分からなかったりこの描写は何なんだと白目を剥きかけたところもあったが、音楽が悉く刺さった為映画館からなんとか脱出し駅に向かうわたしが真っ先にしたことは『HiGH&LOW ORIGINAL BEST ALBUM』をAmazonでポチることだった。

ハイローアルバムが届くまではとりわけ気に入った数曲をiTunesで個別購入したり、ティザーをこすり倒したりしていた。

絶対ザワクロも視聴後すぐアルバムを購入できる状態にすべきだったと思う。

(急なザワクロへの苦言)

 

そんなこんなで総合してザムことHiGH&LOW THE MOVIE初視聴は

「よく分かんなかったけど派手な爆発と最高の音楽があってあと琥珀さんが強すぎるせいでトイレに行けなかった」

という記憶が色濃い。

 

ハイローの映画がよく分からなかった理由のほとんどは過去作を見ていないからのはず、それでも分からない部分がギャル先輩も理解できなかったぶっ飛び要素だろうと推測しわたしは翌日Huluに登録してドラマを見始めた。

「は〜ん、この人ら元はこういう感じの関係だったんやな」関係値に萌えるっちゃ萌えるオタクなので一気に入ってくる感じだった。そしてシーズン2で轟と出逢った。ザムに出てきた時から注目していたので詳しく知りたいなと思っていたキャラクターだ。

急にパーソナルな情報を開示しますがわたしはメガネフェチです。

特に黒髪分け目あり細縁メガネが好きだ。BLEACH13石田雨竜ひとすじだったのだ。

ハイロー、こんだけキャラおってインテリっぽいキャラもメガネキャラもすっくねえな?とそこで気付いた。マイルドヤンキーことEXILEが中心に作られているのでそらそうよという感じだ。メガネの少なさに気付いた5秒後には勝手に納得していた。

轟マジ、ビジュも良いし魂がカッコ良すぎるな……っていうか

あれ? ごうくんじゃん?

小学生の頃天才てれびくんMAX 2004にどハマりしていたわたしは名前を見て初めて、轟洋介役前田公輝さんが見知った元子役その人であることに気付いた。

だからといって何という訳ではないのだが、記憶の中のわたしのごうくんこと前田公輝さんのイメージは

頼り甲斐のある陽キャお兄さん

だったので、クレイジー陰キャ轟洋介とのギャップに「ほえ〜役者って凄いんやなあ」と強く思ったのは確かだ。

イデタク派か、マエゴー派か、バーンズ勇気派かで国が分かれていた(過言)小学校時代の記憶が蘇る。ちなみに天てれ洸太レイシー推しでした(ブレない男の趣味)

 

とにかく轟くんは推せるし、その轟くんを認めてついていくことにした辻と芝マン?も見る目あるな、同担だな、という目線に立つのもすぐだった。

てか顔可愛いな。

横顔綺麗だな二人とも。演技は下手やけど……二人共っていうか、おもに坊主のほう。演技の良し悪しなんかわたしには分からんけど。それにしても。

坊主の子顔可愛いけど演技下手やな〜〜……

多分本職俳優じゃなくてEXILE側の子なんやろうな。と思っていたのはよく覚えている。

 

こうして思っていたことを書いてしまうと悪し様だがHuluにてシーズン2視聴中のスクリーンショットで、写真アルバムはこんなことになっていた。

スクリーンショットのアルバムのトレース

スクショで叱られが発生するのは嫌なので以下権利のある写真はトレースです

芝マンの横顔どんだけ好きなんだよ。

コマ送りとかじゃなくて本当にこの辻と芝マンの横顔だけ同じのを4枚撮っていた。綺麗な顔やな〜〜という気持ちで撮ってたはず。もう顔ファンじゃん。

 

しかしこの時はこれでも中の人にまで興味は持っていない。ハイローコンテンツの入り口に立ったばかりだったからだ。ドラマを見返したり『月刊EXILE増刊 HiGH&LOW THE BOOK』を読み込んだり、ハイローアルバムをバックに流しながらコミカライズ版『HiGH&LOW(細川雅巳)を読んだりチハル/テッツ/バーニーのキャラ本人という設定で投稿されるInstagramを遡ったりしていた。映画館では既にRED RAINの公開も始まっていたし、ドラマを見た後は猛烈にザムを見返したくなったが近所ではやっておらず、全国公開から遅れて京都府福知山市にある福知山シネマにて公開されると聞きつけ名古屋から250km離れた映画館にザムを観に行った。ドラマ履修後に見るザムはよく理解できた。辻と芝マンと轟がエンドロールで拳をぶつけているのに気付いてあまりのエモさに悲鳴を上げかけた。

 

とにかくその日とその翌日も京都に泊まったわたしは滞在中計4回ザムを見てそして名古屋に帰った。劇は日によって変わる生ものなので複数回見ることに抵抗はなかったが映画の内容は変わらないからと、(短いスパンで)複数回見たことはほとんどなかった。すっかりハイローの虜だ。

 

201612月〜20176

ハイローというコンテンツの公開されているものを一通りチェックし終えたわたしの興味は演者に移り始めていた。ごうくんと気づいたことで前田公輝さんや、『悪の教典』の鑑賞以来好きだった林遣都さん、演技が良いなと感じていた鈴木貴之さんをはじめ俳優をゆるく推しかけており、出演作の舞台挨拶目当てに小さな映画館のチケット窓口が開くのを寒さに震えながら並んで待つことを繰り返したりしていた。

 

また、LDHの履修を進めていた。元から我が家にはEXILEのアルバムがいくつかある。母の趣味だ。ハイローを見るまでのEXILEに対するイメージは「音楽は良いけど何言ってるか分からない」で、ハイローで初めてEXILEの音楽で歌われていることが内側に入ってきたのだ。

全員主役 つまり俺も俺の人生の主役 そういうことを言ってたんだよね……

今まで分かってあげられなくてごめんね!やっと伝わったよ!

EXILEと二代目?と三代目はまあ分かるけどそれより後輩の、ジェ……なんだっけ?より下は分からんなあ、という状態だったのでとりあえず理解している上から降りていく形で履修した。

EXILEの『EXTREME BEST』やEXILE THE SECOND(とっくに二代目ではなかった)‬の『BORN TO BE WILD』を買ったり、三代目の『THE JSB WORLD』を予約したりジェ……みたいな名前の後輩が‪GENERATIONS‬という元気いっぱいなグループだとYouTubeとかで覚えた。そして

この『FRONTIERS』て曲むっちゃええやん。これが‪GENERATIONS‬くんか?え?違う?THE RAMPAGE?ほーん。

あとこの『Knocking Knocking』て曲も、ええやん。これは‪GENERATIONS‬?え?違う。THE RAMPAGE

 

ほーん、THE RAMPAGEくんの音楽、ええやないの。

 

曲ええやないの。と思ったところからTHE RAMPAGEの名前を覚えた。人数が多い……と思いながら一人一人の顔を見る。

てか、辻くんと芝くんおるやん。

なるほど演技が下手やな〜と思ったら踊る子だったのだ。じゃあダンスを見ようやないのと思い、確かYouTubeupされているダンストラック『Get Ready to RAMPAGE』と『EXTREME BEST』収録『UNITED DANCE NATION in FUNK JUNGLE』、『HiGH&LOW THE LIVE』、ナイトヒーローNAOTOのエンディングなどの映像を「ザランページ」なるグループに注目しつつ見返した。(以下URLは公式から公開されているダイジェスト映像等)

youtu.be

youtu.be

youtu.be

ふむふむ……あ〜なるほど なるほどね……

思ったよりダンス上手いな〜〜〜〜

勝手に想定していたよりも高いレベルのパフォーマンスだ。圧倒された。デビューしたてでこんな上手いことあるんや……てか、こっちの時はデビューしてないわ……これで十代後半〜二十代?

インディーズや年下アイドルにほとんど興味がなく、完成された作品が好きなつもりのわたしだったがTHE RAMPAGE、新人にしては練度が違うぞ、とすっかり興味津々になった。え、轟VS辻・芝マンのシーンでかかってる曲を歌ってるのがザランページなの?未デビューで歌が上手すぎない?そんなことあるんだ……

 

グループについてと、個人では芝マン役の龍目当てにパフォーマンス映像を見たつもりだったがすぐに他の子たちへとどんどん目が移っていった。龍くんは上手いが、他の子も上手い。特に山本彰吾くん、岩谷翔吾くん、浦川翔平くん、与那嶺瑠唯くんなんか、とんでもなく上手い。上手すぎる……人間か? バチバチだ。好みだけで言えば辻役の鈴木昂秀くんのダンスも惹かれる。てか、ダンスが下手なパフォーマーが居ない。ヒップホップダンスは元から結構好きだし、どちらかと言えば歌う人より踊る人の方を好む自覚があるのだがTHE RAMPAGEはボーカルもよく踊るではないか。

THE RAMPAGE from EXILE TRIBE、面白えグループ……

になっていた頃、セカンドfamのフォロワーがWWWツアーに誘ってくれた。一も二もなく連番を希望すると「ランページも居ますよ」と教えてくれた。えっすごい……ランページも居るの?

フォロワーの厚意に与りWWW FINALに入った結果は大変満足だった。衝撃的なライブで、初見後に覚えていられたのは開幕すぐのオープニングが筋トレをしているセカンドメンバーさんの映像だったこと、セカンドメンバーさんと女性ダンサーさんとランペくんとで入り乱れるえらい人口のステージ、イケおじ回転寿司、ライブ前は「特に誰が好きとか注目したいとかはないかな」と言っていたわたしの反応を見た連番相手が哲也さんのソロパートでそっと双眼鏡を手渡してきたこと、双眼鏡を流れるように受け取り注視した哲也さんの愛くるしさ、AKIRAさんと女性ダンサーの全年齢対象の場では到底許されざる腰振りくらいだ。その他何が起きたか分からなかったがとても楽しかった。花道はともかくセンターステージがよく見えなかったので、モニター中心に見ていた。あとfamの頭もよく見た。

多分そこが幕張だからだと思う。

とにかく、当時のわたしは楽しかったので大満足であった。

 

20177

WWWで「おるなあ、あの人だなあ」と分かったのは当時派手なドレッドヘアーだった後藤拓磨さんと、白く小さくふくふくしていてEXILE一族らしからぬ風貌だと思わずにおれなかった山本彰吾さんと、近くに来ると斜め前のfamちゃんが「リキヤーー!!!」と叫ぶのでそうと分かったリキヤさんと、近くに来ると連番相手が「樹ーー!!!」と叫ぶのでそうと分かった藤原樹さんと、そしてやはり龍さん昂秀さんだけだったのでこれはもう全員分かるようになったほうが楽しいだろうと、TwitterInstagramTHE RAMPAGE OFFICIALEXILE TRIBE Mobileのブログ等を少しずつ遡り、Abema特番への出演等あれば視聴するようになった。その甲斐があり髪型や服装が変わっても誰なのか分かるようになった。しかしやはり龍くんが気になる。特に段々と、強く気になってきたことといえば

何故か龍くんが時々赤ちゃんに見えることだ

Twitterの公式アカウントに投稿されている動画で、大人っぽい顔をした彼が口を開いた瞬間ふにゃふにゃと話し出したのを見たとき、初めわたしは「ふざけているのかな」と思った。他の動画を見てみる。普通のコメントだ。多少おどけてはいたようだが、やはり声がふわふわっとしている。元々の声質らしい。失礼な見方をしてしまったなと反省する。Abemaの特番を見る。一生懸命コメントしている。偉い。きっと良い子だ。いや、多分かなり良い子だ。すれてない。可愛いな。生まれたばっかかもしれんな。赤ちゃんやわ。……赤ちゃん?

その頃のわたしは真剣に、「立派な青年相手に赤ちゃんのように見えるだなんて、これは失礼に値するだろう、人には相談できまい、どうしたものか……」と胸に秘めていた。(今思うと茶番だ)

とにかく7月のある日、クラブイベントがありその場にいた人と話していると相手がランページのファンでもあると分かった。声を潜めて「龍くんが赤ちゃんに見える時があるんです……」と相談してみる。

「龍くんメンバーに赤ちゃんって言われてますよ」

「龍くんメンバーに赤ちゃんって言われてるのお!?」

衝撃だった。わたしだけがおかしいのではなかったのだ。相手は画像フォルダを漁り、雑誌の写メを見せてくれた。

雑誌の写メのトレース

文章部分の内容

>199899日生まれ。18歳。東京都出身。GLOBAL

JAPAN CHALLENGE出身。パフォーマー

>「世代としてはいちばん下だけど、大きいんです。

でも集中力が途切れると赤ちゃんでしかない()by LIKIYA

>「はしゃぐとLIKIYAさんにもタメ口です()by RIKU

 

「ほ、ほんとだあ……」芝マンの中の人が赤ちゃんと言われていることを知った瞬間であった。

この方と一期一会だったのもありこちら未だ何の雑誌の写メだったのかわかっていません。ご存じの方いらっしゃいましたらご教示ください。

 

デビューしたてでメンバーについて明らかになっていることは少なく、ヒップホップ色の強いパフォーマンスは激しく、グループカラーが黒なのもありランペイジについてはミステリアスな印象を抱いていたのも束の間。bpmでセンターボーカルの川村壱馬くんがグループの見どころを「ステージと普段のギャップ」と回答していたこともありすっかりグループのことを「ランペちゃん」呼びするオタクになっていたわたしはこの時点でもまだ「推しは多分龍くん」くらいの気持ちだった。これまでのオタク経験上、わたしは最初に気になった子(キャラ)と最終的に推しになる子(キャラ)が別だったので、龍くんから推し変することになるんだろうな〜と勝手に思っていた。例えば、単独現場とか行ったら推し変するんだろうな〜と。結論しなかった。

 

201712

RAMPAGEのエンタメに惚れた日から願っていた初の単独ホールツアーのチケットを複数公演分押さえたわたしは、初日神戸国際会館こくさいホールにて着席するよりも前にステージの小ささにショックを受け「絶対にアリーナ以上に行こうな、応援してるからなランペちゃん泣」と心で語りかけていた。ライブ本編が始まってみればそのような感情になる暇はなく、ステージを120%で使うRAMPAGEさんたちのパフォーマンスに感動した。しかし折角の初日だ。推し変?もするかも知れない。とにかく全体を見よう!と思っていたにも関わらず、公演中は龍くんばかり見ていた。まあ、一番気になっている子だからね。明日の愛媛公演では他の子もしっかり見るぞ、と思いながら翌日四国に渡るが、やはり龍くんばかり見ていた。当然次の愛知公演でも同じことだった。

わたしは龍くんの顔面とスタイルとパフォーマンスに釘付けらしい。そう認めた。そこから少しも欠けることなく増えてゆく龍くんの魅力に、少しも萎むことなくどんどん夢中になって今まで来ている。

 

2023年

これ以上は沼落ちブログではなく推し語りブログになってしまうので控えたいが、「龍くんの演技が下手だったことが龍くんを覚えるきっかけ」と書いてしまった以上どうしても併記したいことがある。

まず彼は昔、演技に対して苦手意識がありつつ、それでもチャンスのひとつだと思ってハイローへの出演志願をし演技にチャレンジしてくれていた(要約)ということ。そのことは雑誌(フォトテクニックデジタル 201910月号)のインタビュー等で知ったのだが、彼が演技にチャレンジしていなかったらわたしは彼を見つけられないままだった可能性がある。

作り手・表現者の技量はないよりある方がいい。そう思っていたが「演技は演技が上手い人だけがやればいい」に今は頷くことはできない。上手い人にも等しく初心者の頃があり、何が才能の花開くきっかけになるかは分からない。彼はその後ハイローのスピンオフに当たる作品に芝マン役として続投したが、演技は目に見えて自然なものになっていった。

 

昨年20227月には初めてLDH主催舞台作品(REAL RPG STAGEETERNAL2-荒野に燃ゆる正義-)に出演したが、贔屓目がいくら入っていたとしても「板の上での演技や殺陣が初めて」とは到底信じられないような、堂々とした振る舞いでキャラを生き切っていた。鳥肌が立つほど良い演技だった。

 

ダンスパフォーマンスや、演技のみならず近年はトラック制作にも注力し、グループのライブ作りをクリエイティブ面から支え、モデル活動にも意欲的なコメントをしている龍さん。

発信する言葉はいつでも愛に溢れ、誠実さや人間味を感じられるが、不言実行でもある、尊敬のできる人だ。

いくらでも褒め称え続けられそうな、とっても素敵な自慢の推しだが、最初のきっかけは「爆発が起きる映画作品の登場人物の中で、特に演技が下手だったから」だ。

人生は何が起きるか分からない。色んな人の、初めてのチャレンジを応援したいと思う。

 

おまけ

龍くんが月刊EXILEやファンクラブ会報のQ&Aで好きな本/漫画に『BLEACH』と回答しているのを見て以来「好きなキャラが知りた〜い」とオタ友たちにぼやきまくっていたがファンクラブ企画のオンライン質問会の抽選に当たった際、真面目な質問を用意しつつ背景をランペイジCDBLEACHの単行本の詰まった本棚にしていたら「後ろBLEACHですか?」と気付いてくれ、「僕も好きなんですよ」「市丸ギンが好きです」とついでに教えてもらえました。嬉しかったです。

諦めなければ夢は叶う!(EXILE一族の皆さんがよく言うやつ)